野菜の栽培、栄養素、料理、など、野菜の魅力を伝えていくブログです

野菜と果物の定義と種類

野菜

野菜と果物の定義と種類

普段、何気に食べている野菜と果物ですが、
実は、いろいろな分類があり、
国でも定義されています。

野菜と果物の定義

農林水産省によると、
野菜は、食用に供される草本性植物で、
加工度の低いまま副食物として利用されるものとし、
果実は、多年生作物の木本性植物と定義されています。
また、
指定野菜(14品目)、
特定野菜(35品目)、
その他特産野菜(43品目)、
と、定められています。

指定野菜(14品目)

葉茎菜類

果菜類

根菜類

特定野菜(35品目)

葉茎菜類

  • コマツナ
  • ミツバ
  • チンゲンサイ
  • フキ
  • シュンギク
  • セロリ
  • アスパラガス
  • ニラ
  • カリフラワー
  • ニンニク
  • ブロッコリー
  • ワケギ
  • ラッキョウ
  • ミズナ
  • ミョウガ

果菜類

  • カボチャ
  • サヤインゲン
  • スイートコーン
  • ソラマメ
  • エダマメ
  • サヤエンドウ
  • グリンピース
  • ニガウリ
  • シシトウガラシ
  • オクラ

根菜類

果実的野菜

その他野菜

その他特産野菜(43品目)

葉茎菜類

  など

果菜類

  • トウガン

  など

根菜類

  • クワイ
  • ラディシュ

  など

その他野菜

  • カイワレダイコン
  • マッシュルーム
  • シソ

  など

野菜と果物の種類

緑黄色野菜

カロテンが、豊富。
鉄分を多く含むことが多く、健康野菜とされています。
原則として、可食部100gあたりにカロテン含量が600μg以上のもの、
と厚生労働省で定められています。
ただし、トマト、ピーマンなどは、カロテン含量が600μg未満ですが、
一回の摂取量や摂取頻度が多いので、緑黄色野菜となっています。

淡色野菜

緑黄色野菜に含まれないその他の野菜を、淡色野菜といいます。
ビタミンCや食物繊維が豊富で、
クセがないので調理しやすく、
一度にたくさん食べられる野菜が多いのが特徴です。
一日350gの野菜を食べることが、
健康的な食生活の目安になりますが、
そのうち緑黄色野菜を120g、
淡色野菜を230g食べることが理想的とされています。

いも類

ほくほくとした食感が好まれるイモ類は、
主成分がデンプンです。
熱で壊れやすいビタミンCを含みますが、
デンプンが熱から守り、
他の野菜より損失量が少なくなります。
丸のまま加熱することで、
損失量を減らすことができます。
食物繊維が豊富で、
穀物より低エネルギー。

キノコ類

エネルギーが低く、
食物繊維を豊富に含みます。
独特な香りや旨味は、
水に浸けると落ちてしまうので、
水洗いはあまりしない方が良いです。

マメ類

乾燥した種子と、
若い未熟なサヤや種子、
その両方を食用とするもの(エダマメ、サヤエンドウ、サヤインゲン、ソラマメ)があります。

果物

水分が、
主成分のものが多く、
ビタミン、ミネラルが豊富に含まれます。
これらの栄養成分は、
取り溜めできない成分が多いので、
毎日適度に食べることをおすすめします。
分類は、少しややこしいです。
例えば、
イチゴやメロンやスイカは、
野菜の分類になりますが、
実際は、
果物として食べられています。
このように草本性植物でも、
果物として食べられているものは、
果実的野菜とされます。
逆に、ユズ、スダチ、レモン、アボカド、などの木本性植物は、
野菜的果実とされます。

この記事を書いた人
SNSでフォローする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。