普段、何気に食べている野菜と果物ですが、
実は、いろいろな分類があり、
国でも定義されています。
農林水産省によると、
野菜は、食用に供される草本性植物で、
加工度の低いまま副食物として利用されるものとし、
果実は、多年生作物の木本性植物と定義されています。
また、
指定野菜(14品目)、
特定野菜(35品目)、
その他特産野菜(43品目)、
と、定められています。
など
など
など
など
カロテンが、豊富。
鉄分を多く含むことが多く、健康野菜とされています。
原則として、可食部100gあたりにカロテン含量が600μg以上のもの、
と厚生労働省で定められています。
ただし、トマト、ピーマンなどは、カロテン含量が600μg未満ですが、
一回の摂取量や摂取頻度が多いので、緑黄色野菜となっています。
緑黄色野菜に含まれないその他の野菜を、淡色野菜といいます。
ビタミンCや食物繊維が豊富で、
クセがないので調理しやすく、
一度にたくさん食べられる野菜が多いのが特徴です。
一日350gの野菜を食べることが、
健康的な食生活の目安になりますが、
そのうち緑黄色野菜を120g、
淡色野菜を230g食べることが理想的とされています。
ほくほくとした食感が好まれるイモ類は、
主成分がデンプンです。
熱で壊れやすいビタミンCを含みますが、
デンプンが熱から守り、
他の野菜より損失量が少なくなります。
丸のまま加熱することで、
損失量を減らすことができます。
食物繊維が豊富で、
穀物より低エネルギー。
エネルギーが低く、
食物繊維を豊富に含みます。
独特な香りや旨味は、
水に浸けると落ちてしまうので、
水洗いはあまりしない方が良いです。
乾燥した種子と、
若い未熟なサヤや種子、
その両方を食用とするもの(エダマメ、サヤエンドウ、サヤインゲン、ソラマメ)があります。
水分が、
主成分のものが多く、
ビタミン、ミネラルが豊富に含まれます。
これらの栄養成分は、
取り溜めできない成分が多いので、
毎日適度に食べることをおすすめします。
分類は、少しややこしいです。
例えば、
イチゴやメロンやスイカは、
野菜の分類になりますが、
実際は、
果物として食べられています。
このように草本性植物でも、
果物として食べられているものは、
果実的野菜とされます。
逆に、ユズ、スダチ、レモン、アボカド、などの木本性植物は、
野菜的果実とされます。