スイカ-西瓜-Watermelon
- 学名:Citrullus vulgaris
- 分類:ウリ科スイカ属
- 原産地:熱帯アフリカ
- 独名:Wassermelone
アフリカ・カラハリ砂漠原産のウリ科の植物。紀元前2000年には、エジプトで栽培し、種子を食用にしていたと言われています。中国人が、西の方から渡来した「瓜(ウリ)」という意味で名付け、「西瓜」となりました。
スイカの栄養素
果肉は、赤色のものと黄色のものがあり、赤色はリコピンによるものです。また、シトルリンというアミノ酸を含みます。そして、カリウムも含み利尿作用を促します。カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどのビタミン類を含みます。
食品成分表(可食部100gあたり)
- エネルギー:37kcal
- 水分:89.6g
- タンパク質:0.6g
- 炭水化物:9.5g
- 灰分:0.2g
- カリウム:120mg
- マグネシウム:11mg
- リン:8mg
- 鉄:0.2mg
- ビタミンA(β-カロテン当量):830μg
- ビタミンB1:0.03mg
- ビタミンB6:0.07mg
- ビタミンC:10mg
- 食物繊維総量:0.3g
縞模様と種の関係
縞模様があるスイカには大きな特徴があります。黒い縞の部分には、種があり、緑色のところにはありません。黒い部分に沿って包丁を入れれば、種を見せずにスイカを切ることができます。
選び方・保存
カットされているものは、切り口を見て空洞がなく、なめらかなものを選びましょう。収穫時が一番糖度が高く、時間とともに減少していきます。追熟しないので、買ったらすぐに食べるのがベストです。
スイカの品種
- 黄小玉:全般に甘みはやや控えめ。
- 紅小玉:冷蔵庫にも収まるサイズ。皮が薄いので可食部分が多い。
- 夏花火:皮が黄色で果肉が赤い。赤みが強く、シャキシャキ感がある。
- ペイズリー:不規則な縞模様をもつ。楕円形の中玉。甘みも風味も良い。
- ダイナマイトスイカ:黒皮スイカ。黒に近い深緑色の果皮。真っ赤な果肉は、みずみずしい。