中国の華北から東北部が原産のアブラナ科の超年生草本。カブと漬菜を交配してつくられたもので西暦600年頃から栽培され、中国では、「菜類中で最も常食するもの」とされています。日本へ伝わったのは、1866年です。冷涼な気候を好み、主に関東や東北で採れます。学名の「Brassica Pekinensis」は、西洋のキャベツに匹敵するほどの栄養があるという意味で、北京(Pekinesis)のキャベツ(brassica)と付けられ、英語でも「Chniese Cabbage」と言われる理由です。
ビタミンCが多く含まれます。亜鉛、鉄、カルシウム、そして、モリブデンなどのミネラル類を含みます。また、イソチオシアネート化合物である、「ジチオールチオニン」というハクサイの独特の成分を含んでいます。ジチオールチオニンは、発ガン物質の活性化を抑制し、ガンの発生を抑えるといわれています。ハクサイをぬか味噌漬けにした場合、ビタミンCの量は、保たれ、ビタミンB1、ビタミンB2が増え、整腸作用を強化します。