カキ-柿-Kaki / Japanese Persimmon
- 学名:Diospyros kaki
- 分類:カキノキ科カキノキ属
- 原産地:日本、中国
- 仏名:kaki
- 独名:
中国楊子江原産の落葉高木。学名の「Diospyros Kaki」の「dios」は、「神からの」、「pyros」は、「贈り物」というギリシャ語です。
カキの栄養素
豊富にカリウムを含みます。果肉には、糖分、タンニン、ペクチン、ビタミンA、ビタミンC、種々の酵素が含まれ、栄養価の高い果物です。葉(特に若葉)には、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB類が多く含まれています。ケンフェロール配糖体やクエルセチン配糖体を含みます。
食品成分表(可食部100gあたり)
- エネルギー:63kcal
- 水分:82.2g
- タンパク質:0.5g
- 炭水化物:16.9g
- カリウム:200mg
- リン:16mg
- マンガン:0.60mg
- ビタミンA(β-カロテン当量):300μg
- ビタミンB1:0.02mg
- ビタミンB2:0.02mg
- ナイアシン:0.3mg
- ビタミンB6:0.05mg
- ビタミンC:55mg
- 食物繊維総量:2.8g
カキのシブオールが二日酔いに効く!?
渋ガキだけでなく、甘ガキにも渋み成分であるシブオールといった成分が含まれ、アルコールの分解に効果的といわれます。二日酔いの朝に、または、お酒を飲む前に食べるのもいいでしょう。
遊び方・保存
中玉以上の方が、味がよいとされ、赤が濃いほど甘みが強いといわれます。また、ずっしりと重く、色がヘタの下まできちんとまわっているものがよい。まだ青みが残っているものは、常温で保存して追熟させます。
カキの品種
- 次郎:扁平な形。タネがほとんどなく、果肉は、ややかため。
- 富有(ユウウ):甘柿の代表種。ふっくらと丸みがあり、果肉はやわらかく、多汁。
- 甲州百目:つりがね形をした大型の不完全渋柿。渋抜きして生食するか、あんぽ柿にする。
- 筆柿:筆の形ににている。小ぶりの甘柿。歯ごたえがある。タネがある。
- 西条:上品な甘みで果肉はやわらかい。日もちしない。干し柿に向いている。
- 平核無(ヒラタネナシ):扁平で果肉はなめらか。甘みが強い。
- 西村早苗:やや小ぶりの不完全甘柿。味は、やや淡泊。
- 刀根早生:平核無の変種。果肉は、やわらかめで、食味は良好。
- 早秋:果肉は、やわらかくジューシー。タネは少なめで食べやすい。
- 太秋(タイシュウ):完全甘柿。大型で、果汁が多く、甘みも強い。
- 紋平(モンペイ):大型で甘みが強い。果肉が柔らかく、日持ちしない。
- 愛宕(アタゴ):つりがね形の渋柿。果皮は、黄色。脱渋に手間がかかる。
- 花御所(ハナゴショ):晩生の甘柿で果汁が多い。
- 横野:渋柿。甘みが強く粘りがある。果肉は緻密。脱渋が難しい。