ナス-茄子-Eggplant
- 学名:Solanum melongena
- 分類:ナス科ナス属
- 原産地:インド東部
- 仏名:aubergine
- 独名:Aubergine
インド原産のナス科の一年草、または多年草草本。日本では、奈良時代から栽培されており、江戸後期には、最も需要の多い野菜のひとつでした。「親の意見となすびの花は、千に一つもムダもない」といわれるように、「ナス」は、「よく成る(為す)」という意味からきているようです。
ナスの栄養成分
ナスは、ビタミンCやビタミンPとよばれる・・・・が含まれております。また、果皮の色素であるナスニンがコレステロール値を下げ、動脈硬化を防ぐことが明らかになっております。このナスニンは、加水分解してデルフィニジンを生じ、鉄やニッケルとくっつき色が変わります。ナスの漬け物に鉄クギを入れておくと漬け物が青紫色になるのはこのためです。
食品成分表(可食部100gあたり)
- エネルギー:22kcal
- 水分:93.2g
- たんぱく質:1.1g
- 炭水化物:5.1g
- カリウム:220mg
- カルシウム:18mg
- マグネシウム:17mg
- リン:30mg
- 鉄:0.3mg
- マンガン:0.16mg
- ビタミンB1:0.05mg
- ビタミンB2:0.05mg
- 葉酸:32μg
- ビタミンC:4mg
- 食物繊維総量:2.2g
ナスの品種
- 米なす:アメリカ種を改良した大型の品種で、加熱調理向き。西洋ナスのヘタは、どれも緑色なのが特徴。
- 長いナス:長さが30cmもあり、果肉がやわらかい。焼きナスの他、炒め物や田楽にも向いている。
- バッテンナス:熊本産の新品種。水分が、多く甘みがあり、アクが少ないので生食に向いている。
- 水ナス:大阪泉州地域の特産のナス。みずみずしく、やわらかく、その漬物は、有名。
- 賀茂ナス:京都上賀茂地域で、栽培されてる丸ナス。肉質は、細かくずっしりと重みがある。田楽、揚げ物に向いている。
- 沖田ナス:山形の在来種。皮が、薄い丸型の小ナスで、主に漬物に使われる。
- 青ナス:別名は、緑ナス。皮は、固め。加熱すると果肉が、やわらかくなるので、田楽や焼きナスに向いている。
- ゼブラナス:イタリアナスとも呼ばれる西洋種。美しい縞模様。
- 赤ナス:果肉が、柔らかくタネもアクも少ないので、焼きナス向き。
- スティックテイスト:10cmくらいの細長いミニナス。色と縞模様が特徴的
- 白ナス:その名の通り、白いナス。加熱すると、とろりとした食感になる。
- 十全:新潟県の中浦原群の旧十全村の地名から名付けられた丸いナス。果肉が柔らかく、浅漬けに最適。
- 小ナス:甘みがあり、皮が柔らかく、種も少ない。主に漬物用になっている。
- タイナス:ピンポン玉サイズのミニナス。果肉は、とても固く、種も多い。カレーなdの煮込み料理向き。