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セロリ-Celery

セロリ-Celery

  • 学名:Apium graveolens
  • 分類:セリ科オランダミツバ属
  • 原産地:ヨーロッパ、西南アジア、インド
  • 和名:オランダ三つ葉

地中海沿岸原産のセリ科に一年草、または、多年草。日本には、豊臣秀吉の朝鮮出兵(1592~1598年)の時、加藤清正から持ち帰ったため、「清正ニンジン」の別名があります。その後、江戸時代にオランダ人が長崎に持ち込んだ西洋種は、「オランダ三つ葉」と呼ばれていましたが、特有の香りが、日本人には合わなかったようです。ヨーロッパでは、古くから「薬草」として用いられており、古代ギリシャの医者は、万能薬として使用しておりました。ホロメスの「イーリアス」の中にも「英雄アキレウスが、セロリを使って馬の病気を治した」と書いてあります。医聖ヒポクラテスも「神経がつかれたならセロリを薬とせよ」と言っております。確かに香りのアピインという成分は、神経を静める効果があることがわかっています。

セロリの栄養素

セロリには、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどのビタミン類、マグネシウムや鉄などのミネラル類を多く含みます。また、セロリ、パセリ、ニンジン、セリなどセリ科の植物は、血栓を溶解し、血液をサラサラにする「ピラジン」が、含まれています。

食品成分表(可食部100gあたり)

  • エネルギー:15kcal
  • 水分:94.7g
  • 炭水化物:3.2g
  • ナトリウム:28mg
  • カリウム:410mg
  • カルシウム:39mg
  • リン:39mg
  • 鉄:0.2mg
  • 亜鉛:0.2mg
  • ビタミンB1:0.03mg
  • ビタミンB2:0.03mg
  • ビタミンB6:0.08mg
  • 葉酸:29μg
  • ビタミンC:7mg
  • 食物繊維総量:1.5g

選び方・保存

葉がシャキッとして緑があざやかで、切り口は茶色に変色していないものを選びます。葉の部分は、筋が多く、筋張ってぼこぼこしているものは避けるべきです。葉が茎の栄養分を吸い上げるので、葉と茎は切り離し、保存はラップをかけます。