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ニンニク-大蒜-Garlic

ニンニク-大蒜-Garlic

  • 学名:Allium sativum
  • 分類:ユリ科ネギ属
  • 原産地:中央アジア、
  • 仏名:ail

中央アジア原産のユリ科の多年草草本。「旧約聖書」にも記載されているほど歴史は古く、エジプト、ギリシャの時代から栽培されていました。日本には、10世紀頃中国より伝わり、「古事記」、「日本書紀」には、「悪疫退散のために用いられた」と記されています。和名「忍辱」は、「侮辱を耐え忍ぶ」という意味ですが、「僧侶が、激臭に耐え忍んでたべるほど薬効がある」ことからきています。古代ギリシャやローマ時代から「農民のための万能薬」と呼ばれ、ロームの兵士は、出陣前に食べて精気を養ったといわれています。

ニンニクの栄養素

ニンイクには、硫化アリルの一種「アリシン」が含まれています。「アリシン」は、ビタミンB1と結合して、アリチアミンに変わり、疲労回復や滋養強壮などの効果を発揮します。アリシンは、食中毒や感染症に対して殺菌効果を発揮します。また、「スコルジニン」という成分は、新陳代謝の促進や滋養強壮などの効果があります。

食品成分表(可食部100gあたり)

  • エネルギー:134kcal
  • 水分:65.1g
  • タンパク質6.0g
  • 炭水化物:26.3g
  • 灰分:1.3g
  • カリウム:530mg
  • リン:150mg
  • 鉄:0.8mg
  • 亜鉛:0.7mg
  • マンガン:0.27mg
  • ビタミンB1:0.19mg
  • ビタミンB2:0.07mg
  • ビタミンB6:1.50mg
  • 葉酸:92μg
  • 食物繊維総量:5.7g

ニンニクの品種

  • プチニンニク:中国産で、鱗茎が分かれてない一片種。
  • イタリア種:香りが高く、うっすらとピンク色の肉食。
  • フルーティーニンニク:熟成発酵させたもの。においはなく甘みがある。抗酸化力が強化されている。