ミカン(かんきつ類)-蜜柑-Mandarin
ミカン科、アジア南部原産。昔は、「橘」や「柑」と呼ばれ、日本へは、6世紀に伝わってきました。「蜜柑」という名は、室町時代の頃、品種改良により甘いミカンが現れてから名付けられました。
ミカン(かんきつ類)の栄養素
果実には、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類、カリウム、カルシウム、リンなどのミネラル類が多く含まれます。また、クエン酸やビタミンPが含まれます。ビタミンPは、皮の白い部分に含まれ、「ヘスペリジン」です。また、ミカンのオレンジ色の色素である「β-クリプトキサンチン」が含まれます。最近では、温州ミカンに含まれる「シネフリン」が、注目を浴びています。
食品成分表(可食部100gあたり)-(温州みかん可食部)
- エネルギー:46kcal
- 水分:86.9g
- たんぱく質:0.7g
- 炭水化物:12.0g
- カリウム:150mg
- カルシウム:21mg
- 鉄:0.2mg
- ビタミンA(β-カロテン当量):1000μg
- ビタミンB1:0.10mg
- ビタミンB2:0.03mg
- ナイアシン:0.3mg
- ビタミンB6:0.06mg
- ビタミンC:32mg
- 食物繊維総量:1.0g
食品成分表(可食部100gあたり)
- バレンシアオレンシ:一般にオレンジと呼ばれる品種。アメリカ産のものが多く流通している。果汁が多く、ジュースに向いている。
- ネーブル:尻部分に突起があるのが特徴。
- ブラッドオレンジ:果肉が、血(ブラッド)のように濃い赤色。
- セトカ:なめらかな薄い皮で、剥きやすい。ジューシーで甘みが強い。
- 美娘オレンジ:大分県産。ジューシーで、風味がよい。