モモ-桃-Peach

モモ-桃-Peach

• 学名：Prunus persica
• 分類：バラ科サクラ属
• 原産地：中国
• 独名：Pfirsich

バラ科、中国原産。モモは、生命力が強いことから邪気を祓うチカラがあるとされ、中国では、むかしから「長寿の果物」とされてきました。

モモの栄養素

果肉中には、たんぱく質、脂質糖質、ビタミン類、ミネラル類、有機酸などがバランスよく含まれており、ペクチンも豊富に含まれています。種子は、漢方で「桃仁」とよばれ、「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」の主成分になります。開花直前のつぼみは「白桃花」といい、ケンフェロールという物質を含みます。

モモの葉の薬効

古来、桃の葉は、あせもに効くといわれていました。乾燥葉を布袋に詰めて入浴剤にすると、皮膚疾患を緩和するといわれている。また、扁桃炎や口内炎には、煎じた液でうがいが有効といわれる。

食品成分表(可食部100gあたり)

• エネルギー：40kcal
• 水分：88.7g
• タンパク質：0.6g
• 炭水化物：10.2g
• 灰分：0.4g
• カリウム：180mg
• カルシウム：4mg
• マグネシウム：7mg
• リン：18mg
• 鉄：0.1mg
• 亜鉛：0.1mg
• 銅：0.05mg
• ビタミンB6：0.02mg
• ビタミンC：8mg
• 食物繊維総量：1.3g

モモの品種

• 黄金桃(オウゴントウ)：黄色い果肉は、かためなので加工用にされることが多い。
• 清水白桃(シミズハクトウ)：岡山県や和歌山県で生産。果皮も果肉も白っぽい。果肉は、やわらかく多汁。甘みも多い。
• ネクタリン：皮に柔毛がない。皮は、真っ赤で、果肉は黄色い。味は濃い。皮ごと生食できる。
• 秀峰(シュウホウ)：ネクタリンの晩生種。果汁が多く、味は濃厚。